守口市にある、内科・小児科・アレルギー科・呼吸器科の森口医院のホームページです。
医療法人誠心会 森口医院
06-6991-0593

はしか(麻疹)ワクチン

麻疹ウイルスによって起こる全身感染症です。
麻疹ウイルスは、空気感染、飛沫感染、接触感染など様々な感染経路で感染し、感染力が大変強い病気です。
生後6か月頃からかかり、年長児や大人でも麻疹に未感染の人やワクチン未接種の人、さらにワクチン1回接種のみで麻疹免疫が不十分な人もかかることがあります。

感染して10日間前後の潜伏期の後に、発熱と咳、鼻水、目やになど風邪と似た症状が出現し、発熱3~4日目に口の中(頬粘膜)に「コプリック斑」と呼ばれる白いブツブツがみられ、体に赤い発しんが出ます。
高熱は計7日間ほど続き、その後体の皮膚に発疹のあと(色素沈着)を残して解熱します。
熱が下がって3日経てば登園、登校ができます。

麻疹は、年齢にかかわらず重症になることがあり、肺炎や中耳炎の合併症が多いですが、患者1000人に1人の割合で重篤な合併症の脳炎が発症すると言われています。
2001年の日本の流行時には全国で約30万人がかかり、80名前後が死亡したと推定されています。
2002年以降はワクチン接種が積極的に進められて麻疹患者数が著明に減少し、新型コロナウイルス感染症パンデミックで渡航制限などの各種対応が取られていた2020~2022年の年間届出数は10例以下になっていました。
しかし、コロナ禍が明けて水際対策が完全に解除されて人との交流が増えた2023年の年間届出数は28例と増加しています。

麻疹そのものに有効な抗ウイルス薬はありません。
このため、予防接種が重要になり、MRワクチン(麻しん風しん混合生ワクチン)で予防します。
ワクチンを接種しておけば、かかったとしても重症になることは少なくなります。
さらに期間を空けて2回接種すればかかる可能性は極めて低くなります。
定期接種では1歳台に1回と小学校入学前の年長の時に1回の計2回ワクチン接種を受けます。

大人でもかかるので、保護者の方がワクチンを受けていない時には、自費になりますが必ずワクチン接種を受けてください。
幼児期に1回接種を受けただけで2回目の接種を受けていない場合も、大人の方はぜひ2回目を受けてください。